アップピッキング(アップストローク)を制する

ピッキングで難しいのはアップである。
大体アップピッキングがスムースに弾けてる人は、無駄に引っかからないし音も揃ってる。

まぁ、インサイドピッキングやアウトサイドピッキング、エコノミーピッキング、弦飛びでのピッキングなど色々あるが
まずはアップピッキングをスムースに弾けるようにならなければ話にならない。

じゃぁ、どうすれば良いのか?

そのために重要なのは「しっかり手首を振った、ダウンピッキングへの意識」である。

いきなり、反対の事言ってるみたいだが、実はそうなんですわ。

試しに何かのフレーズをアップのみで弾いてみると、ダウンだけで弾く時よりスピードが出ない。
音も揃わないし、力が入ったり、引っかかったりする。
そんな人多くないですか?(俺だけ?)

アップピッキングのような動作は普段の生活であまり行われないからな~

・・・いや、実は意識してアップピッキングの動きをするとぎこちないが、普段普通にやってる動作がある。

それは、ピッキングにおける手首の動作として、よく例に出される「手に付いた水を振り払う」動作なのだ。

やってみるとわかるが、手を下にブンブンと振る(本当に水を切るよりは小さな動きで)
・・・あれ?手が振り始めの元の位置に戻ってない?

下に振る意識で上に戻す事など考えなくても自然に戻ってる。

わざと下で止める事をしない限り、大体の人は意識せずに元の位置に手が戻るはず。

そりゃそうだ。
続けて手を振るためには元の位置に戻さなきゃならんw

ピッキングも同じで、続けてダウンするためには一度元の位置に戻さなきゃ出来ん!
その戻す動作は普通は意識せずにやってるわけだ。

その戻す(戻る)途中で弦に当てればアップピッキングじゃね?
振る途中と自然と戻る途中に弦があり、それをピックで弾くわけですな。

しっかり手首を振ってダウンピッキングする意識を持つ
その事によって自然な力まないアップピッキングにも役立つわけです。

なにより、しっかり振りぬくと音が変わります、これホント。

あとは、ピックの角度や当て方。

よりスムースにピッキングが出来るように各自研究だな~w
ピックの握り方や、当てる角度、ピックの材質や硬さ、そんなのに決まりは無い。

Youtubeなどで、有名ギタリストの動画をみても、みんな違うしね~

ピックは長く持つ?短く持つ?

速弾きをやりたい人にとって、最近のトレンドはピックの上の方を長めに持つ事のようだ。
その際強く握らずに、弦に負けるように軽く持って手首のスナップで弾く。
というような事が、教則本などで説明されている事が多いように感じる。

では、なぜ速く弾くために長く持った方が良いのだろう?

弦を弾いて音を出すためには、当然弦をはじかなければならない。
そして速く弾くためには手首を速く動かさなければならない。
まぁ、当然だけど・・・

その際、どんなに細かく速く動かしても、最低限弦の直径以上の距離は動く必要があるわけで、
弦の直径より短い距離を動いても弦をはじけないから音は出ない。
最もそんな細かい動きが出来るとも思えないけど。

速く手首を動かすためには、動く幅が短い方が往復の時間は少なくなるわけで、
コードカッティングのように大きく動かしていては、スピードも限られてくる。

つまりスピードを出すためには動かす幅(距離)が短い方が当然スピードが出る事になる。

で、ピックの事だけど・・・

例えば、長い棒と短い棒を持ってると考えてみてほしい。
手首の動く距離を同じとしたら、当然長い棒の先端の方が、大きな距離を動く。

要は手首の動く支点からの距離が長い方が先端の動く距離は大きくなるわけだ。

つまり、弦を超える最低限の距離を動かすためには、動かす手首と弦との距離が離れている方が、
小さな動きで先端の動く距離が稼げる、という事になる。

動きが小さくなったら、その分スピードも稼げる、という理屈になる。
で、ピックは上の方を持って長くすれば有利、という事になる。

ただ、個人的には自分が弾きやすい場所を持ってりゃ良いんじゃね?と思う。

世界びっくりスピード大賞でも取る気なら別だが、速いフレーズより、良いフレーズを追及してほしいな。

自分も速弾きはある程度練習してきたが、ある時、自分の作る曲にはそこまで速いフレーズは必要ないな。
と思って、速さを追求するのはやめてしまった。
そこそこ速いフレーズが必要な時に弾ければいいや、て感じです。

目指すプレイスタイルは人それぞれなので、速さを追求したい人はやればいいし、
そうでない人はやらなきゃ良い。

ただ、自分のスタイルを探している最中なら、一通りは研究するべきだと思う。
その時学んだことや気付いた事は、後々役に立つ事は間違いないと思うよ。

ちなみに今の自分が作る曲に必要なソロのスピードはこの程度。
(つまらんオリジナルです)

チューニングについて

最近は高性能のチューナーが安価で手に入る。
で、チューニングをするわけだが、オクターブピッチをちゃんと合わせているだろうか?

オクターブピッチの合わせ方は書かないけど、弦を張り替えるたびに合わせる事が必要だ。
特にゲージやメーカーを変更したときは絶対!

通常は12フレットのハーモニクスと実音を合わせるわけだけど、
おすすめは19フレットのハーモニクスと19フレット押弦時を合わせる事。
全然コードの響きが違ってくる。

ただし、ネックの調整がしっかりしてないと、合わせたところで
今度は開放弦の音や12フレットの音が合わなくなる。

つまり19フレットでオクターブピッチを合わせたのに、
実音や12フレットのオクターブピッチが合わない場合ネックが曲がってると判断できる。

ネックの調整は慣れないと難しいので、初心者はやらない方が良いけど、
あまりにかけ離れている場合はリペアに出すことも考えた方が良いと思う。

あ、当たり前だが、12フレットと19フレットではハーモニクスも実音も音階は違います。
6弦19フレットでEとかに合わさないように(笑)

コピーについて

自分が弾きたい曲をコピーする時には楽譜を使ってもいいけど、
最終的には耳コピーで仕上げるべきだと思う。

そもそも楽譜は正確じゃないものも多い。

コード進行や耳コピーの入り口として最初の方だけ使うくらいが良いんじゃないだろうか?

今の時代はYoutubeなど動画も豊富だし、同じ音もどのポジションで弾いているかなどすぐに分かる。

昔のアーティストなど動画が少ないものは、ミストーンやポジションチェンジの弦の擦れる音などから実際の弾き方やポジションを推察する。

コピー曲で同じようなニュアンスを出したいなら、それが一番近道だろう。

で、実際の映像や推察したポジションなどで弾き方を特定したら、楽譜のポジションと違うことなど良くある。

そんなこんなで、最終的には耳(目)コピーで仕上げることをお勧めする。

 

で、その耳(目)コピーについての大前提だけど・・・

  1. 一通りの弾き方がわかってないと意味がない。
     
    その奏法に精通していなくても、基本的な弾き方やその奏法でどんなニュアンスが出るのか?が分かってないと問題外となってしまう。つまり、前出したノイズやミストーンからポジションを推察するにしても、なぜそのノイズが出るのか?が分からないわけだ。

    初心者のころコピーし、ずっとその弾き方で弾いてきた曲を、ある程度知識や経験を積んで来た時に再コピーしたらよく分かる。

    昔はこんな風に聞こえてたんだな~とか、なんでこんな無理なポジションで弾いてるんだ?とか・・・

  2. 初心者のころは、出来るだけ正確な楽譜に従ってコピーした方が良いかも?
     
    そして、ある程度の知識やウデを手に入れる度に、今度は耳(目)コピーを中心にやってみるのが良いのではないだろうか?

    そうすることで、より知識が増える。

  3. 音楽理論やコード進行のセオリーは一旦忘れる。
     
    これは特にライブ演奏とかを再現したい場合、アーティストはその場の勢いで手癖や妙なフレーズなどを繰り出してくる事がある。
    セオリーからどっ外れたスケールでフレーズを弾く事も・・・
    (まぁ、この辺はライブでCDを再現したがるバンドにはあまりないかも?)

    ただ、あくまで一旦はその通りに弾いてコピーすべきだと思う。

    なぜその音を選んだのか?
    どんな感情で弾いてるのか?

    その辺りも感じるべき。

    理論的に分析したい人は、後からで十分。
    どっ外れたスケールも、スケールアウト奏法とか後から誰かが名付けて立派な特色になってたりするし。
    そもそも音楽理論は後付けの屁理屈みたいなものだしね。

ただし、知ってて1㎜も損はない(音楽理論について

余談だが、ライブでCDを完全再現するバンドやアーティストは大っ嫌いだ。
その時にしか味わえない特別な瞬間を体験しに行ったのに、家でCD聞いてるのと同じ音、同じ演奏とか・・・最悪じゃん(笑)

まぁ、長々とグダグダ書いたけど、個人的には弾きたい曲の弾きたい部分だけをコピーすれば良いくらいに思ってる。

  • そのアーティストを完コピして成りきるのが目的
  • その曲の全体的な演奏の雰囲気を再現するのが目的

上記以外では自分の目指すプレイに必要な部分とその前後くらいをコピーして、ネタとしてできるだけ沢山ストックした方が役に立つように感じる。

こう思うのは個人的にオリジナル楽曲をメインにずっとやってきたからかもしれないが・・・

ネタ集めも、成りきりも、オリジナル作成も、聞いてるだけでは無理

要は練習である。

弾いてたらピックがズレるんだけど…

昔はよくずれてた。
最初はアップストロークとダウンストロークでピックの引っ掛かり方が違うのか?と思ってた。

鏡を見てフォームを研究したり、アップとダウンで音量差を無くすように意識したり…

で、単純な事に気付いた。

ピックをつまむ指(通常は親指と人差し指)の重心が合ってないんじゃね?
つまり一番ピックに力がかかっている場所が、親指と人差し指でズレている。

例えば、親指はピックの中心よりやや右側に力の中心があったとして、
人差し指がピックの中心よりやや左側に力の中心があったとしたら、
そりゃぁ何度もアップダウンを繰り返してるとズレるわ。

ピックのどの辺りを握っているかに関わらず、
親指と人差し指の力の中心は、ピックの両側で同じ場所にすればいい事になる。

個人的には、その微妙な位置を直したことにより、全くズレなくなった。
一度お試しあれ。