人のプレイを見ろ

中学生のころブラスバンドに入ってました。

パートはトロンボーン。

もちろんそれまで全く弾いたことなどない金管楽器。

でも、卒業するころはソコソコ吹けるようになり、コンサートではスタンディングでソロも任されるようになった。

若くて吸収力があったのだろうが、考えてみれば3年間でまがりなりにも楽譜見て吹けるようになるなんて、結構凄くない?

もちろんもっとレベルが高い演奏できる学校も個人も沢山居ます。

ブラバンでも運動でも、なぜ中学校、高校時代は上達が早いのだろう?

思うに、近くで先輩や先生の指導を受け、生で自分より上手な演奏を見て、聞いていたからだと思うわけ。

それもほぼ毎日。

何年も何年も自分でギターを練習して、ちっとも上達しないのに、中学生はたった3年で人前で発表できるくらいに楽器の演奏をものにする。

なんか悔しくないですか?

要は練習のやり方ですな。

そこにヒントがある。

 

俺が思うに一番大切なのは、うまい人のプレイを間近で見ることだと思う。

  • 自分が苦手なプレイをどのように上手い人が弾いてるか?
  • どんな右手の動きをしているか?
  • 左手の運指はどうか?
  • タイミングの取り方は?

などなど・・・

学べる事は無数にある。

譜面だけとにらめっこしてても解らない事だらけだ。

「な~んだ、YouTube見ればいいやん!」と思った人、YouTubeではダメだ。

「近くに上手い人居ないよ~」と思った人、ライブハウスへ行け!

「ライブハウスに出てるアマチュアなんて、俺より下手くそじゃん!」と思った人、本当にそうか?後ろの方で腕組んで偉そうに見てるだけじゃないか?

実際ライブハウスに出てる人たちが自分や自分のバンドより下手だとしても、見るべき所はそんな事じゃない。

例えば、

  • このバンド下手くそだけど、演奏のノリだけはあるな。⇒自分たちのバンドと何が違うか?ノリが良い演奏の秘密はどこにある?
  • テクニックは俺の方が上だけど、アクセントバッチリあってるなぁ⇒どのようにタイミングを合わせているのか?リズムの取り方はどうしてる?タイミングの取り方は?
  • 俺の苦手なフレーズを上手に弾いてる⇒手の動きや運指、身体全体の使い方はどうだ?肩は?肘は?
  • 下手なのに俺が好きなギターの音!⇒どんな機材使ってる?エフェクターは?

逆に、

  • ドラム上手いのにベースといまいち合ってないな⇒なにが原因なのか?どうすればもっと良くなる?
  • ギター上手いのに音デカすぎ!⇒バンド全体の音量バランスの取り方、曲によっての最適なバランスは?

つまりある種プロデューサー視点で見るとアマチュアのライブでも学べるところは数多くある。

もちろんただ好きなバンドを楽しみに行くのもOK。

なぜなら、生の音で感じるものは画面やスピーカーを通して見るものとは雲泥の差だから。

 

もちろん一番いいのは、上手い人がすぐ近くに居て、毎日その人から学べるのが理想だけど、そんな人は中々居ない。

親がプロミュージシャンとか、芸能人の子供が、割と早くからそれなりに上手くやれるのは、そういう訳だと思う。

 

まぁ、結局要は練習である。

いや、練習のやり方かな?

アップピッキング(アップストローク)を制する

ピッキングで難しいのはアップである。
大体アップピッキングがスムースに弾けてる人は、無駄に引っかからないし音も揃ってる。

まぁ、インサイドピッキングやアウトサイドピッキング、エコノミーピッキング、弦飛びでのピッキングなど色々あるが
まずはアップピッキングをスムースに弾けるようにならなければ話にならない。

じゃぁ、どうすれば良いのか?

そのために重要なのは「しっかり手首を振った、ダウンピッキングへの意識」である。

いきなり、反対の事言ってるみたいだが、実はそうなんですわ。

試しに何かのフレーズをアップのみで弾いてみると、ダウンだけで弾く時よりスピードが出ない。
音も揃わないし、力が入ったり、引っかかったりする。
そんな人多くないですか?(俺だけ?)

アップピッキングのような動作は普段の生活であまり行われないからな~

・・・いや、実は意識してアップピッキングの動きをするとぎこちないが、普段普通にやってる動作がある。

それは、ピッキングにおける手首の動作として、よく例に出される「手に付いた水を振り払う」動作なのだ。

やってみるとわかるが、手を下にブンブンと振る(本当に水を切るよりは小さな動きで)
・・・あれ?手が振り始めの元の位置に戻ってない?

下に振る意識で上に戻す事など考えなくても自然に戻ってる。

わざと下で止める事をしない限り、大体の人は意識せずに元の位置に手が戻るはず。

そりゃそうだ。
続けて手を振るためには元の位置に戻さなきゃならんw

ピッキングも同じで、続けてダウンするためには一度元の位置に戻さなきゃ出来ん!
その戻す動作は普通は意識せずにやってるわけだ。

その戻す(戻る)途中で弦に当てればアップピッキングじゃね?
振る途中と自然と戻る途中に弦があり、それをピックで弾くわけですな。

しっかり手首を振ってダウンピッキングする意識を持つ
その事によって自然な力まないアップピッキングにも役立つわけです。

なにより、しっかり振りぬくと音が変わります、これホント。

あとは、ピックの角度や当て方。

よりスムースにピッキングが出来るように各自研究だな~w
ピックの握り方や、当てる角度、ピックの材質や硬さ、そんなのに決まりは無い。

Youtubeなどで、有名ギタリストの動画をみても、みんな違うしね~

ピックは長く持つ?短く持つ?

速弾きをやりたい人にとって、最近のトレンドはピックの上の方を長めに持つ事のようだ。
その際強く握らずに、弦に負けるように軽く持って手首のスナップで弾く。
というような事が、教則本などで説明されている事が多いように感じる。

では、なぜ速く弾くために長く持った方が良いのだろう?

弦を弾いて音を出すためには、当然弦をはじかなければならない。
そして速く弾くためには手首を速く動かさなければならない。
まぁ、当然だけど・・・

その際、どんなに細かく速く動かしても、最低限弦の直径以上の距離は動く必要があるわけで、
弦の直径より短い距離を動いても弦をはじけないから音は出ない。
最もそんな細かい動きが出来るとも思えないけど。

速く手首を動かすためには、動く幅が短い方が往復の時間は少なくなるわけで、
コードカッティングのように大きく動かしていては、スピードも限られてくる。

つまりスピードを出すためには動かす幅(距離)が短い方が当然スピードが出る事になる。

で、ピックの事だけど・・・

例えば、長い棒と短い棒を持ってると考えてみてほしい。
手首の動く距離を同じとしたら、当然長い棒の先端の方が、大きな距離を動く。

要は手首の動く支点からの距離が長い方が先端の動く距離は大きくなるわけだ。

つまり、弦を超える最低限の距離を動かすためには、動かす手首と弦との距離が離れている方が、
小さな動きで先端の動く距離が稼げる、という事になる。

動きが小さくなったら、その分スピードも稼げる、という理屈になる。
で、ピックは上の方を持って長くすれば有利、という事になる。

ただ、個人的には自分が弾きやすい場所を持ってりゃ良いんじゃね?と思う。

世界びっくりスピード大賞でも取る気なら別だが、速いフレーズより、良いフレーズを追及してほしいな。

自分も速弾きはある程度練習してきたが、ある時、自分の作る曲にはそこまで速いフレーズは必要ないな。
と思って、速さを追求するのはやめてしまった。
そこそこ速いフレーズが必要な時に弾ければいいや、て感じです。

目指すプレイスタイルは人それぞれなので、速さを追求したい人はやればいいし、
そうでない人はやらなきゃ良い。

ただ、自分のスタイルを探している最中なら、一通りは研究するべきだと思う。
その時学んだことや気付いた事は、後々役に立つ事は間違いないと思うよ。

ちなみに今の自分が作る曲に必要なソロのスピードはこの程度。
(つまらんオリジナルです)

チューニングについて

最近は高性能のチューナーが安価で手に入る。
で、チューニングをするわけだが、オクターブピッチをちゃんと合わせているだろうか?

オクターブピッチの合わせ方は書かないけど、弦を張り替えるたびに合わせる事が必要だ。
特にゲージやメーカーを変更したときは絶対!

通常は12フレットのハーモニクスと実音を合わせるわけだけど、
おすすめは19フレットのハーモニクスと19フレット押弦時を合わせる事。
全然コードの響きが違ってくる。

ただし、ネックの調整がしっかりしてないと、合わせたところで
今度は開放弦の音や12フレットの音が合わなくなる。

つまり19フレットでオクターブピッチを合わせたのに、
実音や12フレットのオクターブピッチが合わない場合ネックが曲がってると判断できる。

ネックの調整は慣れないと難しいので、初心者はやらない方が良いけど、
あまりにかけ離れている場合はリペアに出すことも考えた方が良いと思う。

あ、当たり前だが、12フレットと19フレットではハーモニクスも実音も音階は違います。
6弦19フレットでEとかに合わさないように(笑)

コピーについて

自分が弾きたい曲をコピーする時には楽譜を使ってもいいけど、
最終的には耳コピーで仕上げるべきだと思う。

そもそも楽譜は正確じゃないものも多い。

コード進行や耳コピーの入り口として最初の方だけ使うくらいが良いんじゃないだろうか?

今の時代はYoutubeなど動画も豊富だし、同じ音もどのポジションで弾いているかなどすぐに分かる。

昔のアーティストなど動画が少ないものは、ミストーンやポジションチェンジの弦の擦れる音などから実際の弾き方やポジションを推察する。

コピー曲で同じようなニュアンスを出したいなら、それが一番近道だろう。

で、実際の映像や推察したポジションなどで弾き方を特定したら、楽譜のポジションと違うことなど良くある。

そんなこんなで、最終的には耳(目)コピーで仕上げることをお勧めする。

 

で、その耳(目)コピーについての大前提だけど・・・

  1. 一通りの弾き方がわかってないと意味がない。
     
    その奏法に精通していなくても、基本的な弾き方やその奏法でどんなニュアンスが出るのか?が分かってないと問題外となってしまう。つまり、前出したノイズやミストーンからポジションを推察するにしても、なぜそのノイズが出るのか?が分からないわけだ。

    初心者のころコピーし、ずっとその弾き方で弾いてきた曲を、ある程度知識や経験を積んで来た時に再コピーしたらよく分かる。

    昔はこんな風に聞こえてたんだな~とか、なんでこんな無理なポジションで弾いてるんだ?とか・・・

  2. 初心者のころは、出来るだけ正確な楽譜に従ってコピーした方が良いかも?
     
    そして、ある程度の知識やウデを手に入れる度に、今度は耳(目)コピーを中心にやってみるのが良いのではないだろうか?

    そうすることで、より知識が増える。

  3. 音楽理論やコード進行のセオリーは一旦忘れる。
     
    これは特にライブ演奏とかを再現したい場合、アーティストはその場の勢いで手癖や妙なフレーズなどを繰り出してくる事がある。
    セオリーからどっ外れたスケールでフレーズを弾く事も・・・
    (まぁ、この辺はライブでCDを再現したがるバンドにはあまりないかも?)

    ただ、あくまで一旦はその通りに弾いてコピーすべきだと思う。

    なぜその音を選んだのか?
    どんな感情で弾いてるのか?

    その辺りも感じるべき。

    理論的に分析したい人は、後からで十分。
    どっ外れたスケールも、スケールアウト奏法とか後から誰かが名付けて立派な特色になってたりするし。
    そもそも音楽理論は後付けの屁理屈みたいなものだしね。

ただし、知ってて1㎜も損はない(音楽理論について

余談だが、ライブでCDを完全再現するバンドやアーティストは大っ嫌いだ。
その時にしか味わえない特別な瞬間を体験しに行ったのに、家でCD聞いてるのと同じ音、同じ演奏とか・・・最悪じゃん(笑)

まぁ、長々とグダグダ書いたけど、個人的には弾きたい曲の弾きたい部分だけをコピーすれば良いくらいに思ってる。

  • そのアーティストを完コピして成りきるのが目的
  • その曲の全体的な演奏の雰囲気を再現するのが目的

上記以外では自分の目指すプレイに必要な部分とその前後くらいをコピーして、ネタとしてできるだけ沢山ストックした方が役に立つように感じる。

こう思うのは個人的にオリジナル楽曲をメインにずっとやってきたからかもしれないが・・・

ネタ集めも、成りきりも、オリジナル作成も、聞いてるだけでは無理

要は練習である。

弾いてたらピックがズレるんだけど…

昔はよくずれてた。
最初はアップストロークとダウンストロークでピックの引っ掛かり方が違うのか?と思ってた。

鏡を見てフォームを研究したり、アップとダウンで音量差を無くすように意識したり…

で、単純な事に気付いた。

ピックをつまむ指(通常は親指と人差し指)の重心が合ってないんじゃね?
つまり一番ピックに力がかかっている場所が、親指と人差し指でズレている。

例えば、親指はピックの中心よりやや右側に力の中心があったとして、
人差し指がピックの中心よりやや左側に力の中心があったとしたら、
そりゃぁ何度もアップダウンを繰り返してるとズレるわ。

ピックのどの辺りを握っているかに関わらず、
親指と人差し指の力の中心は、ピックの両側で同じ場所にすればいい事になる。

個人的には、その微妙な位置を直したことにより、全くズレなくなった。
一度お試しあれ。

指が上手く動かない

普段の生活で、ギターを弾く時と同じような指の動きをしている人は見たことがない。

つまり今までやったことが無い動きを指にさせようとしているのだから、動かなくて当たり前。

普段鼻の頭を掻くくらい自然にできるように動きを体に覚えさせるしかない。
どんなに練習しても鼻の頭を掻けない人は居ない。
ギターも同じ。

あまりやる気にならない基本のルーティーンも、慣れない動きを覚えさせるリハビリのようなもの。
基本的な動きもままならないのに難しい事は出来んよね?

スラッシーな速弾きプレイ目指してても、基本的な動きがヨチヨチだったら無理。
無理やりやっても、変な癖がついて腱鞘炎にでもなるのがオチです。

勘違いしてる人が多いけど、速く弾くための練習で、無理やり最初から目標のスピードに合わせる、というやり方があるけど、あれはスピードに慣らすためのもので、決して指の動かし方の練習ではない。

指が動くこと(もちろんピッキングも)が前提で、動きをスピードに慣らすのが目的ですよ。

つまり弾きたいフレーズの中に苦手な動きや運指がある場合は、その動きを覚え込ませる必要がある。それは別メニューです。

要は練習である。

音楽理論について

音楽理論という言葉に苦手意識を持っている人がいる。
音楽理論とは要は後付けであり、例えば「ドレミファソラシド」という音の並びに、「ドレミファソラシド」という呼び名を付けたもの。
同じく誰が命名したかは知らんが、「長調」はメジャー、「短調」はマイナーというのはなんとなく知ってると思う。

    • ちなみに「ドレミファソラシド」はイタリア語
      日本語は「ハニホヘトイロハ」
      英語は「C D E F G A B C」
      ついでにドイツ語は「ツェー デー エー エフ ゲー アー ハー ツェー」
    • 同様に「#(シャープ)」を日本語では「嬰(えい)」「♭(フラット)」を日本語で「変(へん)」という
      つまり「嬰ハ長調」は「C#メジャー」である。

何のことはない、「この響きはこう呼ぼう」と誰かが決め、「この音と、この音は一緒に鳴らすと良い感じだ」とか、「悲しい響きだ」とか、「この2つの音は一緒に鳴らすと気持ち悪い」とかに、偉そうな名称を付け、体系的に整理しただけのものである。

整理したらしたで、色々と理屈が出来てくる。
V→I は終わった感じとか・・・(ここで詳しく書く気はないです)

で、ずばり俺の考えを書くが、

    1. 音楽理論はそこまで高尚なものではない。
    2. 音楽理論を知っていれば便利であり、何の損もない。
    3. 音楽理論を学べる機会があれば学ぶべきである。

となる。

ここで、最も言いたい事がある。
よくこんな人がいる。(しかも割と多い)

「音楽理論を覚えると、それに囚われて個性がなくなる」
「音楽理論とかに囚われると自由な発想ができなくなる」

「はぁ??」です(笑)

そもそも音楽理論を学んだくらいで無くなる個性って何?
そんな事で無くなる程度のものを個性とは呼ばないだろ?
何かが無くなったとしたら、それはただの癖じゃね?
あえてその無くなった癖を個性と呼ぶとしたら、そんな程度で無くなる個性で何ができるの?
はっきり言って、個性が身につく前の段階だと思うわ。

本当に個性を持ってる人は、基本を学んでも、音楽理論を完璧にマスターしても、変わらず個性的です。

もっと沢山の音楽を聴いて、沢山ギターを弾いて欲しい。

要は練習である。

リズム感について

特に問題がない人は一定のリズムで歩ける。
多少の坂や凸凹があっても、そうそう変わらないリズムを保てる。
結果として、誰でもリズム感はちゃんと持っている。

では、なぜギターを弾いてる時にリズムが狂ったり、悪い人がいるのか?

歩く行為は生まれて歩けるようになってから、今の今まで毎日行う行為。
つまり、毎日練習しているのと同じである。

仮にギターを弾くという行為、ギターをリズムを刻むという行為を今まで歩いたのと同じ時間行ったとしたら、なんなくリズムを刻めるはず。

ただし、生まれて今まで歩いた時間と同じだけギターを弾く事は容易ではない。
自分の体に刻む必要があるリズムも、音楽の場合様々な対応が求められる。
そこでメトロノームやクリックを利用するべきである。

自分はリズム感が悪いと思っている人も、必ず改善ができる。
一定の歩幅、一定のリズムで歩けるのだから。

要は練習である。